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福島県会津若松市の会津東山温泉の夏を彩る「会津東山盆踊り」は4日、閉幕した。4日間にわたり、会津の奥座敷は活気に満ちた。
湯川にしつらえられた大やぐらでは連夜、東山芸妓衆が「会津磐梯山」を披露した。ベテランから若手まで交代で大やぐらに立ち、踊りの輪を盛り上げた。鶴ケ城太鼓の演奏もあり、温泉街に力強い音色が響いた。
会津地方を中心に沖縄発祥の現代版組踊に取り組む「チーム獅」が登場した。約20人が「ダイナミック息吹」を力強い演舞で披露し会場を盛り上げた。
4日間を通じて設けられた食のブースがにぎわいをみせた。地ビールや焼き鳥、ピザやカレーなどの露店とキッチンカーが並び、若者を中心に人気を集めた。金魚すくいやおもちゃの販売コーナーもあり、家族連れが楽しんだ。会津東山温泉活性化委員会女子部が企画したビアガーデンも盛況だった。
会津東山盆踊りは太平洋戦争時の1944(昭和19)年、東京都台東区から東山温泉に疎開してきた児童を励まそうと開催したのが始まりとされる。(会津版)