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福島県県南地方振興局とアルバイトマッチングサービスの「おてつたび」が連携した「しらかわ〝ならでは〟の関わりびと創出事業」の説明会は4日、白河市の県白河合同庁舎で開かれた。
人手不足に悩む農業者や観光関連事業者と、地域に関心のある若者を結び付けて労働力確保や関係人口増につなげる試みで、昨年度に続き2年目。
利用者は交通費自己負担で白河地域を訪れ、仕事を手伝う。受け入れ事業者は報酬と寝床を用意する。滞在期間中の余暇の時間に観光や交流ができる。
県南地方の事業者と・団体、自治体からオンライン参加者も含め17人が出席した。県県南地方振興局企画商工部の根本謙主幹兼副部長が昨年度、6社15人の受け入れ実績があったことを報告し、「少ない人口の中で地域がやり繰りしていく一つの手法になる」と強調した。「おてつたび」新規事業・連携チームの堀内祐多さんが事業内容を説明した。
昨年度に3人の募集に対し6人の応募があった元湯甲子温泉・旅館大黒屋の草野正人代表が事例報告し、「利用者の寝床を確保するのが最も難しい。自治体で用意してもらえればありがたい」と今後の課題を指摘した。(県南版)