「奥羽新幹線」の整備計画知って! 福島JCが9月21日、福島市で初のイベント

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「奥羽新幹線」の整備計画知って! 福島JCが9月21日、福島市で初のイベント

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福島青年会議所(JC)は9月21日、福島市から山形市経由で秋田市まで走るフル規格の「奥羽新幹線」の整備計画を知ってもらおうと、福島市で初のイベントを催す。同日、まちづくり団体などによる検討会の初会合も開く。起点となる福島県で計画への理解や関心を高めるきっかけにする。
奥羽新幹線は1973(昭和48)年の政府基本計画に位置づけられたが着工に至っておらず、福島、山形両県を結ぶ山形新幹線は在来線区間を走る「ミニ新幹線」となっている。山形県内の沿線自治体や経済団体が組織した整備実現同盟によると、東京―山形間の所要時間は現在の2時間26分から1時間台になると見込まれている。山形県内では利便性向上による交流人口拡大などが期待できるとして整備実現への動きが活発化しており、福島JCは福島県にも観光振興などの効果が見込めると考えイベントや検討会開催を企画した。
イベントは「奥羽新幹線みらいフェス」と題して催す。JR福島駅東口の駅前にぎわい広場で、計画を分かりやすく伝えるパネル展示、子どもが遊べる遊具や3県のグルメを楽しめるブースを設置する。漫画家・文筆家YASCORN(やすこーん)さんの鉄道ワークショップもある。時間は午前10時30分から午後4時まで。入場無料。
検討会は福島JC、福島商工会議所、福島市商店街連合会、福島大などの関係者で構成する。2カ月に一度の頻度で議論し最終的に提言を発表する予定。
福島JCの南祐希まちづくり委員長は5日に福島民報社を訪れ「計画を知ってもらい、議論するきっかけにしたい」と話した。金子真樹副理事長が同席した。