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福島県田村市の船引町お人形様保存会連絡協議会は3日、市内のJR船引駅に飾っている「お人形様」の衣替えをした。
お人形様は、悪疫からの守り神とされ、市内船引町の屋形、朴橋、堀越の3地区に1体ずつ設置されている。
同駅のお人形様は観光PRなどのため設置されており、毎年、夏休みやお盆の帰省客らに古里を再認識してもらい、列車運行の安全を願うため、衣替えしている。
この日は、3地区の保存会でつくる連絡協議会のメンバーが、杉の葉で作った髪の毛やひげを交換し、わらで編んだ衣、剣やなぎなたを新しくして、約3メートルのお人形様を完成させた。朴橋地区の保存会長の荒井義光さんは「お人形様を見て、古里の良さや船引町の魅力を知ってもらえればうれしい」と汗を拭った。(県南版)