福島のニュース
小児がんなどで闘病生活を送る子どもたちは5日、福島県伊達市の阿武隈急行で電車の運転体験をした。
病気と闘う子どもたちと家族を支える仙台市の支援団体NPO法人アンドブライツが、子どもたちの「電車の運転士になりたい」との夢をかなえようと企画した。理解を示した阿武隈急行、あぶきゅう応援団などが運営に協力した。
5歳から小学5年生までの子どもたち6人が保護者と一緒に参加し、8100形車両の運転を体験した。運転士の指導を受けながら、マスコンハンドルやブレーキハンドルを操作しながら市内の梁川駅―車両基地間の往復約340メートルを運行させた。
仙台市から参加した柴田直子さん、理玖さん(5)親子は一緒に運転席に座った。機器を操作して電車が動き出すと、理玖さんは歓声を上げながら目を輝かせていた。
体験した子どもたちに運転証明証が贈られた。制服や制帽を身に着けて記念写真も楽しんだ。(県北版)