「戦う準備できた」 聖光学院の斎藤監督に聞く 投手力強化必須 強いゴロ意識し打撃を 高校野球

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「戦う準備できた」 聖光学院の斎藤監督に聞く 投手力強化必須 強いゴロ意識し打撃を 高校野球

福島のニュース


聖光学院の斎藤智也監督に甲子園への意気込みを聞いた。
―序盤リードされるゲームも多かった福島大会を振り返って。
「初戦から予期しないことが起きたが、選手たちに免疫が宿った。理想とする試合ばかりではないことが経験できたおかげで、試合を重ねるごとに選手が一喜一憂しなくなったり、動じなくなったりしていったのは財産となった」
―選手に何を求める。
「打撃も投球も直近で10キロ速く、10メートル飛距離が伸びることはない。勝敗を決するのは覚悟の大きさ。『負けないぞ、屈しないぞ』という強い気持ちを持ち続けてほしい」
―現状の戦力は。
「現チームは歴代1位のフィジカルがある。長打力も伸びた。打撃はフライではなく、強いゴロを打つよう取り組んでいる。投手は大嶋以外の力を高める必要がある。序盤戦は大嶋を軸に、勝ち上がれば総力戦になる。管野、古谷野の調整が重要だ」
―甲子園はどう戦う。
「修羅場を戦い抜く気持ちの準備は整った。想定外の事態を防ぐ練習や考え方が必要。最後は相手を1点多く上回る状況をつくる」