福島のニュース
一般社団法人e―kagaku国際科学教育協会の科学合宿は7日、福島県いわき市のe―kagakuいわき宇宙センター(旧永井中校舎)で始まった。10日まで、e―kagakuで製作した人工衛星が発する電波をキャッチするプログラムの開発などを行う。
地元のいわき市や全国から小中高生34人が参加している。科学を通した人材育成を目的としており、4日間の日程で自動運転ドローン、月面ローバー車、4足歩行ロボットの製作も行う。
開講式では北原達正代表理事が受講生にメッセージを送った。滋賀県で実施している水中ドローン開発について説明し、米国の難関大学に進学した受講生の活躍を紹介した。「合宿を通して人間として成長し、実りあるものにしてほしい」と激励した。
9月には小中高生中心に開発したオリジナルの人工衛星「IWATO」を米国で打ち上げ、翌月には国際宇宙ステーションから放出する。衛星から発せられる電波をいわき宇宙センターで受信し、受講生がデータを集積する計画。(いわき版)