福島のニュース
ビール造りの香りや苦みの元となるホップの収穫が福島県田村市の畑で最盛期を迎えている。
市内大越町の「わせがわホップファーム」の畑では厳しい暑さの中、近所の主婦らが松かさに似た若葉色の毬花を一つ一つ丁寧に摘み取っている。手摘みすることで、風味が一層豊かなビールになるという。
今年は猛暑の影響はあったものの、大きさや収量は例年並みという。作業はお盆過ぎまで続く。
市内では新たな特産品づくりや遊休農地の活用を目的に2017(平成29)年からホップの栽培が始まった。地元産にこだわり、同市都路町でクラフトビールを製造するホップジャパンの本間誠社長の思いに共感した市内3軒の農家が栽培している。収穫したホップは同社が全て買い取り、ビールの醸造に使う。