川野寿真(福島県のふたば未来)初優勝 インターハイ・バドミントン男子単

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川野寿真(福島県のふたば未来)初優勝 インターハイ・バドミントン男子単

福島のニュース


全国高校総体(インターハイ)のバドミントン競技は最終日の9日、山口県防府市のソルトアリーナ防府で男女個人戦のシングルス、ダブルスの準決勝と決勝を行った。男子シングルス決勝でふたば未来の川野寿真(3年)が高野日向(埼玉栄)を2―0で下し、初優勝した。福島県勢の男子シングルス制覇は3年ぶり6度目。
この他の県勢は、いずれもふたば未来で男子ダブルスの川野・山城政人(2年)組が準優勝した。男子シングルスの山城は準決勝で敗退し、3位だった。■団体戦決勝の雪辱
シングルスで王座奪還
川野は6日の団体戦決勝で敗れた埼玉栄の選手を相手に雪辱した。「個人戦で必ず奪い返す」。高校生活の集大成と位置付けた大舞台で気持ちを奮い立たせ、ふたば未来として3年ぶりの男子シングルス優勝に輝いた。
全5日間でシングルスに加え、団体戦や個人ダブルスに出場。連戦に伴う筋肉痛がひどく、肩、腕、膝にテーピングを巻いての戦いだった。シングルス決勝直前にはダブルス決勝に臨み、心身の疲れはピークに。第1ゲームは21―16と優位に試合を進めたものの、第2ゲームは終盤まで一進一退の攻防が続いた。
「自分を信じて最善を尽くす」。優勝を逃した団体戦やダブルスでの悔しさを胸に相手に主導権が渡らないようスピードやパワーで攻め続けた。勝利が決まると「よっしゃあ!」。雄たけびを上げ、全身で喜びを表現した。
世界ジュニア選手権などに向けた新たな挑戦が続く。「目の前の試合を1戦ずつ勝ち抜き、今後もバドミントンを楽しみたい」と次を見据えた。