校庭で80年ぶりの「盆踊り」 福島県いわき市勿来三小 若者有志が企画、地域住民交流の輪

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校庭で80年ぶりの「盆踊り」 福島県いわき市勿来三小 若者有志が企画、地域住民交流の輪

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福島県いわき市勿来地区などの若者有志の団体「THE
HOPE」は9日、にぎわいの場創出などを目的に、いわき市の勿来三小校庭で「出乃蔵の盆踊り」を催した。同校での盆踊りは約80年ぶりで、多くの地域住民がやぐらを囲み、交流の場復活を楽しんだ。
午後1時から射的やくじ引き、かき氷などを販売する出店やキッチンカーが多数並び、バンド演奏やカラオケ、腹話術などが披露された。地元消防団によるポンプ車登乗体験などもあった。
午後7時近くに盆踊りがスタートすると、親子連れやお年寄りら老若男女がやぐらを囲んで約1時間30分間、おはやしに合わせおどりを楽しんだ。近くの災害公営住宅・勿来酒井団地に避難する双葉町民らの姿もあった。
同小周辺の道路を通行止めとしたため、地区内の出蔵寺、城北化学工業が駐車場を開放。駐車場と会場を三輪自動車「トゥクトゥク」の送迎で結んだ。盆踊り終了後、踊りの参加者にはクレハいわき事業所から協賛品が贈られた。
主催したTHE
HOPEの西山直一代表(44)は「自分が思い描いた交流の場に、多くの住民が参加してくれてとてもうれしい」と感無量の様子だった。(いわき版)