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只見線こども会議の小中学生は10日、JR只見線と会津鉄道会津線沿線を自転車で走破した。福島県が検討している両路線でのオリジナル観光列車の導入実現を後押しするため、各駅を巡ってパネルに住民らのスタンプを集め、沿線の思いとして県などに届けた。
只見町の只見駅から約90キロ、南会津町の会津高原尾瀬口駅から約74キロを自転車で駆け抜けた。角田陽咲さん(只見中2年)、青木晄希さん(昭和中2年)、酒井詩文さん(明和小6年)、角田淳紘さん(明和小5年)が只見線沿線を交代で走った。角田杏さん(只見中3年)が会津線沿線を1人で担当し、大竹日生さん(明和小2年)が一部区間で一緒に走った。
子どもたちは雨が降る中で各駅を巡り、観光列車の定期運行などの願いを記したパネルにスタンプを押してもらった。ゴールの会津若松駅で会津鉄道の佐藤喜市社長と県只見線管理事務所の羽生宏史所長にパネルを手渡した。会津線担当の角田杏さんは「会津線沿線の皆さんがたくさん応援してくれてうれしかった」と振り返った。只見線沿線を走った青木さんは「とても疲れたけど、声援が力になった」と笑顔で話した。