闇バイト接点か 氏名知らず別の共犯者に現金? 福島県会津若松市のパチンコ店強盗容疑の2人 関東方面に移動

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福島県会津若松市一箕町のパチンコ店で12日未明に現金約2800万円が奪われた強盗容疑事件で、県警は逮捕した自称桑折町、専門学校生の少年(19)と宮城県多賀城市、アルバイト従業員の男(21)が交流サイト(SNS)上などで犯罪実行役を募る「闇バイト」を通じ知り合った可能性があるとみて調べている。会津若松署は14日、両容疑者を送検し、本格的な調べに入った。
捜査関係者によると、少年は逮捕時、男の氏名すら知らなかった。闇バイトを募る第三者を介して知り合い、犯行に及んだ可能性がある。2人は犯行後、関東方面に立ち寄った後、東北方面に北上したとみられる。当日中に別の共犯者に現金が渡ったとみて捜査している。
県警によると、容疑を一部否認していた少年は「(奪った)金額はもっと少ない」と供述し、男は「本当に分かりません」と全面的に否認しているという。県警は、2人以外にも事件に関わった人物がいる可能性が高いとみて調べを進めている。
会津若松署の調べでは、両容疑者は共謀し、12日午前1時50分ごろ、パチンコ店「ビックつばめ会津若松店」の20代男性従業員に拳銃のようなものを突き付け「金庫はどこだ。開けろ」と脅し、金庫に保管されていた現金約2800万円を奪った疑い。少年は現金を奪う実行役、男は運転手役とみられている。県警は現金の所在を明らかにしていない。