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福島県郡山市の安積三小PTAのOBらでつくるボランティア団体「まざんね会」は11日、同校の学校林で、過去最長となる約60メートルの流しそうめんを行い、親子が夏の風物詩を楽しんだ。
子どもの居場所作りなどを目的として2009(平成21)年に始まった夏の恒例行事。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故、コロナ禍による自粛を経て、今年9回目を迎えた。
安積二小、安積三小の児童と保護者、地域住民ら約140人が参加した。学校林の傾斜に竹のといをつなぎ、増加した参加人数に応じて昨年より約10メートル長く台を設けた。約14キロのそうめんや地元の畑で取れたキュウリ、ミニトマトなどを用意した。
親子は木陰の斜面に組まれた台の前に陣取った。冷たい水の中を流れてくるめんや野菜をはしでつかみ、めんつゆに浸して爽やかなのど越しを味わっていた。