福島のニュース
東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)は9月1日から、震災と東京電力福島第1原発事故の被災地をバスで巡る「フィールドワーク」で、英語によるガイドを導入する。増加するインバウンド(訪日客)への対応を強化し、復興の現状や複合災害の教訓を海外にも広く発信する。
フィールドワークは双葉、浪江両町をバスで回り、津波の被害や原発事故による避難の状況などを解説している。これまで海外からの利用客には通訳を介して説明していたが、専門用語や現地の土地勘などが求められるため、英会話ができる案内人を採用した。
フィールドワークは伝承館のホームページから予約を受け付けている。英語版での予約は備考欄に「英語版希望」などと記載する。
英語版の料金は20人以上は1人当たり1500円(高校生以下750円)、20人未満のグループは3万円(高校生以下1万5000円)。日本語版は20人以上は1人当たり千円(高校生以下500円)、20人未満のグループは2万円(高校生以下1万円)。