白河藩主・松平定信への理解深めて　福島県白河市で「定信講談会」　講談師・神田紅さん「松平定信公物語」披露

立教志塾と福島県の白河市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会は９日、市内のはくしんイベントホールで「定信講談会」を開いた。
ＮＨＫ大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」に今月から主要人物として再登場した白河藩主・松平定信への理解を深めてもらおうと企画した。講談師・神田紅さん（日本講談協会長）が新作「松平定信公物語」を披露した。定信が白河藩松平家に養子に出され、善政が評価されて幕府の老中に抜てきされ「寛政の改革」を断行。老中辞職後は白河藩主として領民のために尽くした姿を身ぶり手ぶりを交えて語った。
会場には約１００人の市民が詰めかけ、名君の功績を改めてかみしめるとともに、迫力ある語りの世界に引き込まれていた。（県南版）