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福島県は、県内での新規就農者の呼び込みを強化するため今年度新設した「ふくのう応援リポーター」に、天栄村出身のフリーアナウンサー幡谷明里さんを任命した。18日、県庁で着任式を行った。
県によると、「ふくのう」は「福島県で農業しよう」の略。福島テレビでアナウンサーを務めていた幡谷さんの発信力を生かし、農業の魅力や福島県で就農する利点などを県内外にアピールする。県農業経営・就農支援ポータルサイト「ふくのう」のユーチューブチャンネルなどに出演し、県内農家の声や新規就農者に対する県の支援制度などをPRする。
着任式で岩沢正浩県農業担い手課長が幡谷さんに応援リポーターの名刺を手渡した。幡谷さんは、実家が農業を営んでおり、幼少期から田植えや野菜の苗植えなどに取り組んでいたという。「農家の娘として、リアルな福島の農業の魅力を自分の声と映像を通して発信していきたい」と抱負を語った。
県内の2024(令和6)年度の新規就農者数は322人となり、2022年度から3年連続で300人を超えている。