現代に伝える「暮らしの中の戦争」 福島県会津美里町の郷土資料館「さとりあ」で特別展

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現代に伝える「暮らしの中の戦争」 福島県会津美里町の郷土資料館「さとりあ」で特別展

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福島県の会津美里町郷土資料館「さとりあ」の終戦80年特別展「私たちの暮らしの中の戦争」は31日まで開かれている。戦前、戦中、戦後を通じて実際に使われた歴史的資料などを展示している。
町が保存していたり、町民から寄贈を受けたりした戦時中の道具、暮らしの様子が分かる記録などが並んでいる。出征する人に多くの寄せ書きをして贈られた日章旗や海軍兵学校の修業証書、軍服、軍隊手帳や火薬入れなど貴重なものが展示されている。
町内の戦争体験者の証言を伝えるパネルや、学童疎開を受け入れた経緯や交流を紹介するコーナーも設けられている。
梶原圭介館長は「戦争を知る人が少なくなる中、当時の様子を伝える展示物を通じて、平和を考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかけている。
開館時間は午前9時から午後4時30分まで。火曜日26日は休館。入館料は町内の人が一般110円、高校生以下無料、町外の人が一般220円、高校生以下が110円。(会津版)