福島県内の自転車違反1~6月 飲酒運転3分の1 罰則新設以降の取り締まり強化 県警「自転車も車両意識を」

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福島県内の自転車違反1~6月 飲酒運転3分の1 罰則新設以降の取り締まり強化 県警「自転車も車両意識を」

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福島県警が2025(令和7)年の上半期(1~6月)に摘発した自転車の違反行為は49件で、このうち約3分の1に当たる16件が飲酒運転だった。県警が21日までにまとめた。昨年11月、自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)と酒気帯び運転に罰則を新設した改正道交法が施行。県警は悪質運転への取り締まりを強化しており、引き続き交通ルールの順守を呼びかけていく。
上半期に摘発した違反行為の内訳は【グラフ】の通り。飲酒運転の内訳は酒酔い2件、酒気帯び14件だった。多くは福島市や郡山市など人口の多い都市部の繁華街で摘発した。時間帯は深夜が多く、帰宅途中のケースが目立った。大半の違反者は改正道交法の概要を知っていたという。
この他、信号無視が10件、指定場所での一時不停止が9件、ながら運転が7件などと続いた。いずれも重大事故につながる危険性があったとしている。
酒酔い運転は5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、酒気帯び運転には3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が課される。来年4月には自転車の運転に交通反則切符(青切符)制度が導入され、交通違反をした際、反則金が課される。
県警本部交通指導課は「自転車も車両だという意識を持ってほしい。県民の安全を守るため、指導と取り締まりを徹底していく」としている。