放置ワゴン車1台を撤去 福島市の摺上川河川敷に10年以上 近隣住民、安堵の表情 福島河川国道事務所

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放置ワゴン車1台を撤去 福島市の摺上川河川敷に10年以上 近隣住民、安堵の表情 福島河川国道事務所

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国土交通省福島河川国道事務所は21日、福島市瀬上町西北川原の摺上川右岸河川敷に10年以上放置されていたワゴン車1台を撤去した。河川沿いの景観悪化や洪水発生時の危険性など管理に支障を来すことから作業に踏み切った。
河川国道事務所によると、2013(平成25)年2月ごろから置かれていたとみられる。使用者は亡くなっている。一部の窓ガラスは抜け落ち、設備は劣化。
現在の所有者の了承を得た上で撤去作業を行った。周辺の草を刈り、ワゴン車をトラックの荷台に乗せて回収した。
近くの進幸町内会と柳沼町内会は市を通して河川国道事務所に要望書を提出し、撤去を求めてきた。様子を一目見ようと近隣住民が訪れ、撤去の際には安堵の表情が広がっていた。
回収した車両は国交省の所有地である福島瀬上防災拠点に保管する。河川国道事務所は所有者に処分してもらう方針で所有者と協議している。
県内の阿武隈川流域では同様のケースが昨年に1件あった。(県北版)