全国救助大会での活躍誓う 福島県郡山地方広域消防組合の消防士6人 本番を前に訓練公開

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全国救助大会での活躍誓う 福島県郡山地方広域消防組合の消防士6人 本番を前に訓練公開

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福島県郡山地方広域消防組合の消防士6人は30日、兵庫県で開かれる全国消防救助技術大会に「引揚救助」と「ロープブリッジ渡過」の2部門に出場する。本番を前に訓練を公開し、大会に向けて活躍を誓った。
引揚救助の訓練は19日、郡山消防署で訓練を公開した。本番を想定した環境で、効率的なロープさばきなどを磨く訓練に励んだ。
引揚救助は東北大会を2009(平成21)年以来の16年ぶりに86秒0で突破した。減点はなかったが、70秒台の目標には届かず、チームにとって悔いの残る結果となった。県内の女性で初めて全国大会に出場する五十嵐叶さん(27)=郡山消防署=は「出場できることに感謝し、4カ月の練習成果を出し切りたい」と拳を握った。
ロープブリッジ渡過は21日、田村消防署で公開した。出場する柳沼新汰さん(22)=三春消防署=が臨み、ベスト記録を更新するなど練習の成果を披露した。指導する蛭田崇孔さんは=田村消防署=は「経験は浅いが体の使い方が上手く、期待している」と話し、柳沼さんは「フォームに気を付け、よい成績を残したい」と闘志を燃やしている。
出場選出は次の通り。
▽引揚救助=成田航希、五十嵐叶、薄弘志郎、生天目颯希、黒田涼介
▽ロープブリッジ渡過=柳沼新汰(県南版)