パリ五輪銀メダリスト松下知之選手ら、子どもに泳ぎのこつ伝授 東洋大水泳部がスイムクリニック 福島市

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パリ五輪銀メダリスト松下知之選手ら、子どもに泳ぎのこつ伝授 東洋大水泳部がスイムクリニック 福島市

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パリ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之選手らが所属する東洋大水泳部は23日、福島市の中央市民プールでスイムクリニックを開き、子どもに泳ぎのこつを伝えた。
市スポーツ振興公社の主催で、小学生から高校生まで約60人が参加。松下選手のほか、パリ五輪競泳日本代表コーチを務めた平井伯昌監督らが指導した。25メートルを泳げるようになりたい小学生や、東洋大水泳部と同じ練習に挑戦したい中高生らに、段階に合わせて技術を伝えた。
きょうだいで参加した瀬谷篤仁さん(12)は「苦手だったターンはおなかを見るようにと教わり上手にできるようになった」と手応えを感じていた。妹の朋夏さん(10)は「スイミングスクールでは聞けなかったこつも知ることができた」と話した。
指導後には部員対抗のメドレーリレーも披露した。
2年の松下選手は今月上旬の世界水泳での銀メダルに続き、9月の日本学生選手権水泳競技大会で自己ベスト更新を狙う。「昨年のスイムクリニックは大雨だったが今年は天候に恵まれた。参加者も増え、明るく楽しむことができた」と振り返った。
同部は29日まで福島市内で合宿する。市中央市民プールで練習を観覧できる。時間は午前8時15分から2時間と午後3時15分からの3時間(27、29の両日は午後練習なし)。問い合わせは市スポーツ振興公社へ。(県北版)