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福島県郡山市のご当地ヒーロー「ダバイザー」、須賀川市のすかがわ特撮塾の卒業生らが手掛けた「福島県獣」と一緒に防災を学ぶイベント「福島県獣&ダバイザーとマナボウサイ!」は21日、郡山市のLaccaレンタルスペースで初めて開かれた。子どもらは楽しみながら、災害が起きた際の知識を深めた。
こおりやま広域圏で学びを通じた交流の場を提供する任意団体「みなみなミライ」の主催。子どもに楽しく防災意識を高めてもらおうと開催した。子どもや保護者ら約20人が参加した。
ダバイザーは地震が発生した際に身を守るポーズとして、両手で頭を覆いしゃがんだり、助けを求めたりする構えを披露。子どもが見よう見まねで実践した。防災クイズも行われた。大雨や台風、地震、熱中症にまつわる問題が出され、参加者は知識を深めた。
終了後、福島県獣の監督を務める近内翔太さんが制作の裏側などを語った。現在制作を進めている特撮映画の予告動画も披露した。
郡山市の磯野晃輔さん(12)=大槻小6年=はゴジラやウルトラマン、特撮に興味があり参加した。「福島県獣がかっこよかった。防災の知識も改めて学べてよかった」と振り返った。同市の宮城武秀さん(9)=芳山小3年=は「初めて生のヒーローに会えてうれしい。防災クイズで地震が起きた時の対応を学んだので、実践したい」と語った。(郡山版)