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福島民報社の「日本一の健康長寿県を目指す
県民健康セミナー」は24日、福島県郡山市の県農業総合センターで開かれ、参加者が病気の予防につながる生活習慣や周囲の人々との関係性の大切さに理解を深めた。
福島医大、日本循環器協会の後援、JA共済連福島の特別協賛。約70人が聴講した。
福島医大医学部循環器内科学講座の石田隆史教授が心臓病と脳卒中を予防するため、減塩料理や運動を生活に取り入れる重要性を指摘。おいしい県産の野菜と果物を積極的に食べるのが効果的とした。
同大県民健康担当理事兼副学長の大竹徹教授は乳がんの早期発見に向け、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検診の受診を勧めた。男性には大切な人の命を守るため、家族への声掛けを促した。
認知症の人と家族の会県支部の佐藤和子代表世話人は認知症患者のケアに関して講演した。当事者の話に傾聴する意識を持ち、失敗しても怒らない環境づくりの大切さを訴えた。
セミナーの様子は後日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の福島民報公式チャンネルで公開する。