福島のニュース
多様な業種の事業者が持つ力を結集し、福島県産品を生かした新商品やビジネスの創出を目指す「ふくしま・フード・プロジェクト(FFP)」が20日、始動した。初日は郡山市のビッグパレットふくしまで研修会を開いた。
食品事業者や農林漁業者、卸・小売り事業者らが持つ知見や技術を生かし、県産農林水産物を活用した新商品などを作ろうと県が初めて企画した。
この日は「食でつながる!新しい食ビジネスの集い
キックオフLABO」と銘打ち、専門家の講演や交流会を開催した。オンラインを含め約80人が参加した。
船井総合研究所(東京都)の伊藤順さんが「持続的な食料システムの確立とは」、ホライズンコンサルティンググループ(宮城県)の庄司弘和さんが「過去事例に見る地域資源を活用した商品化とそのポイントについて」をテーマにそれぞれ講演した。
交流会では参加者が5グループに分かれ、埋もれている資源の活用法に関するアイデアを話し合った。「生産量をどのように増やすのか」「商品を作ってから何をするかが大切だ」など、多角的な視点で議論した意見を班ごとに発表した。
FFPは全7回を予定している。来年2月末に試作品など発表する成果報告会を開く予定。