福島のニュース
福島県石川町の小学生とその保護者が地元の企業を見学する「親子で学ぶ企業ツアー」が町内で開かれ、子どもたちが地元企業の取り組みに理解を深めた。
将来的に町出身の子どもが地元で働くきっかけをつくるため、子どもとその親に地域の企業に関心を持ってもらおうと町が初めて企画した。町内の親子9組23人が参加した。
ツアーではキャンピングカーや特殊車両を製造する「ヨコハマ・モーターセールス」と、食品製造の「加ト吉水産」を訪れた。
ヨコハマ・モーターセールスでは生産ラインを見学したほか、同社で作られたベッドなどを備えたトレーラーが能登半島地震の被災地で活躍した説明を受けた。
加ト吉水産では冷凍のお好み焼きやたこ焼きがどのように作られるか生産ラインを見学したり、実際に試食したりした。
企画した町企画商工課の山田裕晃主査は「町内に魅力的な企業がたくさんあると将来を担う子どもたちにもっと知ってもらいたい。今後も企業と協力して開催していく」と話した。(県南版)