福島のニュース
スナック菓子大手のカルビー(本社・東京都)と福島市は、市民の〝納豆愛〟を形にした新商品開発に乗り出す。「日本一」の納豆消費額を誇る地域性を生かし、市内の飲食店関係者や学生らの思いを製品づくりに反映させる。来年夏ごろに東北エリアでの発売を目指す。木幡浩市長が28日の定例会見で発表した。
同社はこれまで、福島ならではの「いかにんじん味」「円盤餃子味」のポテトチップスを期間限定で発売した。今回は初の市との共創プロジェクトと銘打ち、味わいや包装デザイン、PRの在り方を市民らと共に考えるほか、市民が納豆を好む理由も探る。
今後、社員を交えた初回のワークショップを年内に開催する。公募する大学生や短大生、専門学生も加わる予定。
福島市は昨年、1世帯(2人以上)当たりの納豆支出額が都道府県庁所在地と政令指定都市の中で2年ぶりの頂点に返り咲いた。今年も6月末現在、3955円で全国のトップを走っている。