地元食材にこだわった!「五箇食堂」 福島県白河市の五箇小児童がメニュー考案、保護者に提供

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地元食材にこだわった!「五箇食堂」 福島県白河市の五箇小児童がメニュー考案、保護者に提供

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福島県白河市の五箇小5・6年生は29日、自分たちで考案したメニューを市内のレストランで保護者に提供した。アスパラガスなど地元の食材を使用し、接客のマナーも学んだ。
食育とキャリア教育を目的に「五箇食堂」と銘打ち、4年前からこの時期に実施している。5・6年生合わせて19人が参加した。
白河文化交流館コミネス内の洋食レストラン「ブラッスリー
ラ・セゾン」で行った。メニューは「アスパラガスとソーセージのトマトソースパスタ」「アスパラガスのポタージュ」「アスパラ、生ハム、ゆで卵、コーンのサラダ」の3品。
アスパラガスは学校近くのガンバ農園で児童が収穫した。コメも五箇産、レタスは東産、ミニトマトとジャガイモは泉崎産などと地元にこだわった。アスパラガスのポタージュは学校近くの田園風景を緑色のスープで表現するなど、児童がアイデアを出し合った。
同レストランの森田進シェフが料理した。テーブルに着いた保護者に児童が料理を運び、「どうぞ、ごゆっくり」「お味はどうですか」などと声を掛けた。5年生の秋田蓮翔君は「恥ずかしかったけれど、慣れたら楽しくなった」と笑顔を見せ、母親の麻奈美さん(31)は「不思議な気持ちでしたが、しっかり接客できていて良かったです」と目を細めていた。
角田真弓校長は「自分で考えて行動できていて感心した。児童にはいい経験になったのでは」と話した。
この日のメニューは「ラ・五箇セゾン」として9月7日まで、1日10食限定で同レストランで味わえる。1800円(税込み)。問い合わせは同レストランへ。(県南版)