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南会津地方防災訓練と檜枝岐村総合防災訓練は8月28日、福島県檜枝岐村の七入駐車場で繰り広げられた。山中のけが人をヘリで救助する訓練やドローンによる物資配送など山地特有の課題に対応するため、参加者が真剣に取り組んだ。
ヘリによる救助訓練では、山中でけがをした人を県防災ヘリが救助した。ドローンの訓練は土砂崩れで物資の輸送が困難になったとの想定で、大型ドローンを使って経口補水液などを運んだ。
この他、建物に取り残された人を救出する訓練や炊き出し、給水も実演した。檜枝岐小と檜枝岐中、児童館の子どもたちが参加した。学校から自衛隊のトラックに乗って避難し、会場で初期消火訓練などに取り組んだ。
消防応援団のプロレスラー蝶野正洋さんが訪れ、「住民が一丸となって訓練する姿を全国に伝える」とあいさつした。蝶野さんは自動体外式除細動器(AED)の使い方を伝えるイベントにも登場した。(会津版)