福島のニュース
福島民報社と福島県本宮市は30日、次代を担う子どもの育成を推進するため、連携協力協定を締結した。新聞をはじめとしたそれぞれの資源を活用し、未来を切り開く人材育成や教育振興に取り組む。同社が自治体と教育分野で連携協力協定を結ぶのは5件目で、市とは初めて。
締結式は市役所で行われた。高松義行市長と福島民報社の芳見弘一社長が協定書に署名し、取り交わした。高松市長は「子どもが自分の思いを成し遂げていけるよう、協定を生かしていきたい。文字から得られる知識を大切にすることが将来に希望を持つ子どもの育成につながる」と語った。芳見社長は「地域が元気であるためには若い力が重要。新聞講座などを通じて地域の良さや世の中の動きを共に考え、情報提供できるよう全力を尽くしていく」と誓った。
今後、新聞を生かした教育や地域課題の共同調査・研究、市職員対象の新聞講座開催などに取り組む。市内の小中学校で新聞を活用した出前授業を積極的に実施する。

