「意思決定、男性担う」80% 女性の意識、福島県白河市が調査 経営者や市職員対象

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「意思決定、男性担う」80% 女性の意識、福島県白河市が調査 経営者や市職員対象

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白河地区経営者協会の女性会員と白河市女性職員の約80%が、意思決定機関(役員会・理事会等)の構成員は男性が担っていると思っている―。福島県白河市こども支援課が8月に実施したアンケートでこんな結果が出た。
一方で「上層部のほうが、男女共同参画意識は低い」との項目では、「そう思う」と答えたのは女性会員が35%、市女性職員は60%だった。官民で大きな差が表れた。
回答数は女性会員が17件、市女性職員が101件。9月30日に西郷村の東京第一ホテル新白河で開かれた、女性会員でつくる女性ネットワーク交流会(通称・白河なでしこ)と白河市女性職員の意見交換会で示された。
会合には約30人が出席した。交流会の秡川弥生代表幹事が「会が発足して3年目を迎えた。皆さんと共に会を育て広げていきたい」とあいさつした。黒沢伸幸市こども支援課主幹がアンケート結果を報告した。
参加者は5グループに分かれ、アンケート結果を踏まえながら「女性が生き生きと働き続けるためには」をメインテーマに、育児・介護休暇の取得、研修スキルアップや昇格などで悩んでいること、聞いてみたいことを自由に語り合った。
意見交換後は懇親会が催され、鈴木和夫市長を囲んで歓談した。