古里への感謝、歌に込めて　福島県富岡町出身の伊藤優大さん　福島で２５日コンサート

福島県富岡町出身のシンガー・ソングライター伊藤優大さん（３６）のコンサートは２５日午後４時から、福島市のキョウワグループ・テルサホール（福島テルサ）で開かれる。県内初開催。伊藤さんは福島民報社を訪れ「生み育ててくれた古里に感謝を伝え、皆さんと一緒に音楽を楽しみたい」と意気込みを語った。
伊藤さんは幼い頃、祖父に演歌を教わったのをきっかけに歌が好きになった。２０１５（平成２７）年にフォークシンガーとして活動を開始。弾き語りで全国各地のライブハウスを回った。現在は中島みゆきさん、ＣＨＡＧＥ
ａｎｄ
ＡＳＫＡなどの楽曲制作に携わった奥島吉雄さんのプロデュースを受け、サポートメンバーと共に多ジャンルの音楽を組み合わせた楽曲を生み出している。
今回のライブはオリジナル曲やカバー曲を２部構成で披露する予定。「初めて来た人も楽しいと思ってもらえるライブにしたい」と意気込む。大学２年の時に埼玉県で東日本大震災を経験し「地元に帰れなくなった中、自分には何ができるんだろうと考えた」。古里でライブを開催するのが長年の夢だったといい「福島の人に自分の音楽を聴いてもらうのはもちろん、関東の人にも来てもらい、福島を知ってほしい」と力を込めた。
チケットは全席指定で４千円。イープラスや福島テルサなどで取り扱っている。