国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」 50年迎え町ぐるみで盛り上げ 福島県川俣町

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国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」 50年迎え町ぐるみで盛り上げ 福島県川俣町

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福島県川俣町で11日から13日まで開催される国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」は、1975(昭和50)年の初開催から半世紀を迎える。機運を盛り上げようと町一丸で雰囲気づくりに向けた取り組みが進む。
町と町商工会は町建設同業会や川俣ライオンズクラブ(LC)、川俣ロータリークラブ(RC)と協力して来場者を歓迎するフラッグを町役場や町の中心市街地の街路灯に掲揚した。
町ではフォルクローレ(ラテンアメリカ民俗音楽)の本場アルゼンチン・コスキン市の「コスキンフェスティバル」を参考に音楽祭を開催してきた。フラッグは2024(令和6)年12月の町とコスキン市の姉妹都市協定締結を記念して製作された。日本とアルゼンチンの国旗をベースに川俣町の「か」を組み合わせ、末永い友好の願いを込めた。
川俣LCは同町羽田の国道114号沿いに立つ像「コスキンくん人形」に万国旗を飾り付けた。高橋道也会長ら約10人が参加し、中南米の演奏者をイメージして作られた像を覆うように旗を取り付けた。
像は川俣LCが2000(平成12)年に「コスキンの町
川俣」を広くPRする目的で「コスキン・エン・ハポン」の共催団体ケーナの響くまちづくり実行委員会に贈った。実行委の会長で主催するノルテ・ハポン(北日本中南米音楽連盟)の斎藤寛幸代表は「里山の自然とともに出迎えてくれるコスキンくんを見ると、川俣に来たと実感する」とムードづくりに感謝した。(県北版)