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福島県棚倉町の修明高生と菓子店「甘盛堂」は9月30日、棚倉城築城400年記念で共同開発した、もなかを町内視察中の内堀雅雄知事にお披露目した。内堀知事は「いろいろな味、食感を楽しめておいしい。100点だ」と絶賛した。
生徒は棚倉城築城400年を盛り上げるため、甘盛堂と一緒に日持ちする菓子の開発に取り組んできた。もなかは亀の形で、あんこと町産ブルーベリーのあんと餅が入っている。棚倉城は別名「亀ケ城」と呼ばれ、堀の大亀が水面に浮かぶと決まって殿様が代わり栄転したとの史実が残る。この歴史を基に亀をモチーフにした。菓子の名称は未定。
お披露目会は町役場で開かれ、同校情報ビジネス科3年生の永野碧姫さん、松本紋奈さん、甘盛堂の近藤豪さんが出席した。永野さんは「もっといろんな人にお菓子の魅力を伝えたい」、松本さんは「多くの人に食べてもらっておいしさを感じてほしい」、近藤さんは「生徒の思いを形にできた」とそれぞれ述べた。内堀知事は「ストーリーとヒストリーがあるオンリーワンのお菓子だ」と話した。宮川政夫町長、荒川文雄教育長が同席した。■二の丸西面石垣の復旧工事現場を視察
内堀知事
内堀知事は棚倉城跡の二の丸西面石垣の復旧工事現場を視察し、担当者から説明を受けた。知事は県内の自然や歴史、食などを体験する「ふくしまアートウオーキング」の一環で訪れた。(県南版)

