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福島県郡山市の郡山東高の生徒有志は10、12、18の3日間、市内で催される各種イベントで、レモネードの売上金を小児がん患者の支援に充てる「レモネードスタンド」を実施する。1、2年生が主体となり、初めて校外で活動する。善意の協力を呼びかけている。
同校の取り組みは、佐藤由香里教諭(45)が乳がんの闘病を経て、生徒にがんを考える契機にしてもらおうと始まった。
レモネードスタンドを出展するイベントは、10日午後5時から午後8時30分まで東部体育館で行われる「あぶくまフェスティバル」、12日午前10時から午後3時まで旧農業試験場跡地で開かれる「病院まつり」、18日午前11時30分から午後2時まで市医療介護病院で催される「ビッグハート感謝祭」。
イベントごとに生徒4~19人が参加する。各日100~200杯のホットとアイスのレモネードを用意し、一杯200円で提供する。集まった浄財は、がん患者支援に取り組む認定NPO法人キャンサーネットジャパンに寄付する。
佐藤教諭は「地域の方に活動の意義をより知ってもらいたい」、同校2年の鈴木葵葉さん(17)は「初めての活動だが、しっかり支援に充てられるよう頑張りたい」と意気込んでいる。(郡山版)

