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こおりやま広域圏の6事業者は福島県郡山市とタイ・ランシット大が結んだ海外販路開拓に関する連携協定に基づき、タイへの地元産品の輸出を開始した。3日、事業者が市役所を訪れ、椎根健雄市長と輸出拡大に向けた一層の協力を誓い合った。
郡山市や天栄村の事業者は今年に入り、現地で商品を扱うバイヤーとのマッチング事業に参加し、タイ向けの市場調査などを進めてきた。市場の需要に応じて9月下旬から、各事業者が手掛ける乾麺や漬物、しょうゆをタイのスーパーや百貨店で販売している。
あんみつ「and3」などを輸出する郡山製餡の佐藤裕文社長は日本固有の食べ物に対する現地での認知度の低さを課題に挙げ、市にプロモーションを含めた支援の強化を求めた。青とうがらしみそなどを販売する宝来屋本店の柳沼真行専務兼工場長は今後、タイ市場での甘酒の流通に期待を寄せた。
椎根市長は「タイで商品が受け入れられるように協力していく」と述べ、市場調査の結果や事業者の意見を踏まえ、地元産品の海外展開を推進していく考えを示した。
タイへの主な輸出商品は次の通り。
ますやラーメン(あらい屋製麺所)べったら漬(小田原屋)and3(郡山製餡)平右衛門(鈴木醤油店)青とうがらしみそ(宝来屋本店)蜜芋(楪園芸)(郡山版)

