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建設工事の基礎を学び、建設現場で役立つ資格が取得できる「職人育成塾ふくしま・いわき校」の入塾式は1日、福島県いわき市の旧白水小校舎で行われた。
入塾生10人が出席した。主催者を代表し、建設業振興基金の長谷川周夫専務理事が「これからの建設業を担う人材として巣立ってほしい」と述べ、斉藤和哉市産業振興部長が「皆さんが地域経済の発展に貢献してくれると確信している」とあいさつした。坂本幸司塾長が「自分が作ったものが残る仕事は素晴らしい。このチャンスを思い切り楽しんでほしい」と呼びかけた。
受講料や資格取得にかかる費用は無料で、建設業での勤務経験の有無にかかわず参加者を募った。校舎を利用した訓練施設などを活用し、11月13日までの計30日間の日程で訓練を行う。
鉄骨で柱や枠を作る「LGS下地」をはじめ、「サッシ」「電気設備」「ボード」「クロス」「床」「機械設備」「空調」「緑化土木」の9職種の基礎を学ぶ。玉掛け技能や高所作業車、足場の組み立てなど六つの資格を取得できる。卒塾後は、ハローワークと連携し希望する職種への就職活動を支援する。(いわき版)

