須賀川市の村越祐、雨の中熱投 変化球軸に6回無失点 2025市町村対抗野球 準々決勝(10月4日)

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須賀川市の村越祐、雨の中熱投 変化球軸に6回無失点 2025市町村対抗野球 準々決勝(10月4日)

福島のニュース

▽準々決勝
須賀川市5-0楢葉町
【評】投打がかみ合った須賀川市が楢葉町を破った。須賀川市は一回1死二、三塁の好機で、4番村越秀の2点中前打で先制した。投げては先発村越祐が6回2安打無失点の好投。楢葉町は先発会田が被安打3で完投したが、打線の援護がなかった。
7年ぶりの頂点を狙う須賀川市は楢葉町を零封し、4強入りを決めた。6回2安打無失点と好投した先発村越祐野は「役割を果たせて良かった」と胸をなで下ろした。
途中から雨が降り出す中、「チームや地元の声援に応えたい」という一心でマウンドに立ち続けた。緩いカーブと大きく横に曲がるスライダーを中心に組み立て、要所では130キロ台の直球で相手打線を抑え込んだ。
学法石川高野球部出身で今年度、須賀川市チームに加入。温かく迎えてくれた仲間に最高の恩返しをした。26歳の新人左腕は「準決勝も一戦必勝で臨む」と次戦も全力で腕を振る覚悟だ。
▼楢葉町・会田直生(先発し115球を熱投)序盤と終盤に制球が乱れて失点したが、打者の内角を攻める投球は随所でできていた。来年に向けて鍛錬に励む。