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音楽イベント「風とロック芋煮会2025」は4日、福島県北塩原村のエンリゾート・グランデコで「IMONY
IANRYOKO(慰安旅行)」をテーマに開幕した。約2500人の観客が裏磐梯の自然と音楽を堪能した。5日まで。■裏磐梯の自然も堪能
トップバッターのバンド「四星球[スーシンチュウ]」は俳優の故西田敏行さん(郡山市出身)の「もしもピアノが弾けたなら」をカバーした。ボーカル北島康雄さんは中学1年の時、地元・徳島県で映画を撮影していた西田さんと握手したといい、「寒い日だった。忘れない、『冷たい手。風邪引くなよ』と言ってくれた」と語った。
ライブは途中から雨に見舞われたが、昨年に続く出演の玉井詩織さん(ももいろクローバーZ)、初出演の氣志團らの熱いパフォーマンスで熱気は一気に高まった。「風とロックなセッション」でこの日の出演者が共演。甲本ヒロトさん(ザ・クロマニヨンズ)も登場し、力強い歌声を響かせた。ライブ後は「夜のお楽しみ会」が催され、来場者は心ゆくまで音楽と出演者のトークに浸った。
北塩原村での〝芋煮会〟は15年ぶり。オープニングで実行委員長のクリエイティブディレクター箭内道彦さん(郡山市出身)、遠藤和夫北塩原村長らが観客を歓迎した。関東地方から趣味仲間で来場した喜多方市出身の小山涼子さん(46)、鮫川村出身の青木珠美さん(45)、東京都の畠山淑美さん(43)は「自然の中でゆっくりできた。今年の仕事も上半期が終わり、良い慰安旅行になっている」と笑顔を見せた。
イベントは風とロック、福島民報社の主催、北塩原村の共催。Glicoグループ、サクラナレッジファクトリーの特別協力、明治、花王、点天、福島日産自動車の協力。5日は会場で当日券(税込み1万3千円)を販売する。■Glicoグループおやつタイムに「ビスコ」
会場では協力企業がブースを出展したり、ステージ企画を催したりして盛り上げている。このうち、Glicoグループは午後3時に合わせステージで「おやつタイム」を繰り広げ、スタッフが観客にビスケット「ビスコ」を配った。おやつを食べた後に客席全体で記念撮影し結束を強めた。

