台湾の視察訪問団、福島市長を表敬訪問 市産品の魅力や震災からの復興、防災対策に理解深める

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台湾の視察訪問団、福島市長を表敬訪問 市産品の魅力や震災からの復興、防災対策に理解深める

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台湾の台北市信義区の海外視察訪問団が9月30日、福島市役所に木幡浩市長を表敬訪問した。福島市の産品の魅力に触れ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の現状と防災対策に理解を深めた。
訪問したのは、信義区の行政区画の一つ廣居里の楊玉堂里長ら75人。木幡市長は、台湾が原発事故発生後に出した福島県などへの輸入規制を全面撤廃する方針を示したことを踏まえ「(市の産品を)台湾でも食べていただけるよう力を入れていきたい」とあいさつした。楊里長は日本と台湾で災害が多発する状況を踏まえ「互いに学び合いながら対話できればいい」と述べた。
木幡市長が果物や温泉などの市の魅力、震災・原発事故の被災と復興の状況を説明した。信義区からの出席者は災害時の避難所開設・運営のあり方などを質問した。
信義区は台北を象徴する超高層ビル「台北101」があり、多くの買い物客らが集う地区となっている。訪問団は9月26日に福島空港から福島県に入り、白河市や二本松市、山形、宮城両県内などを視察、福島市役所を訪問した後に帰路に就いた。(県北版)