世界パラ陸上女子400 佐々木(東邦銀行)銅メダル 「本当にうれしい」

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世界パラ陸上女子400 佐々木(東邦銀行)銅メダル 「本当にうれしい」

福島のニュース


パラ陸上の世界選手権は5日、ニューデリーで行われ、女子400メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜(東邦銀行)が59秒39で3位に輝いた。メダル獲得は今大会に出場した日本勢女子で唯一。日本パラ陸上競技連盟を通して、「メダルが取れて本当にうれしい」とコメントした。
ブラジルの選手がレースを辞退。敵が減り、積極的にメダルを狙いにいった。順調にスタートを切り、まずは3位につけた。ポルトガル代表のカロリナ・ドゥアルテがコーナー手前で加速し、トップに躍り出ると、佐々木も負けじとペースを上げてコーナー途中で2位に浮上。最後の直線で再び3位に落ちたが、「自分のレースをしよう」と気持ちを強く持ち、ラストは無我夢中で走り、銅メダルを獲得した。
約2週間前には郡山市で行われた2025北海道・東北パラ陸上競技大会に出場。1分0秒21で優勝を飾ったものの57秒50の自己記録に遠く及ばず、今大会への不安をこぼしていた。それでも「メダルを狙うなら今年」と強調。いかに体全体を使って進めるかが重要になると課題を絞り込んで強化した。万全を期して臨んだ世界の舞台で悲願の表彰台にたどり着いた。