第1種ME技術実力検定試験に合格 土井雄斗さん(国際医療看護福祉大学校・福島県郡山市) 校内では10年ぶり

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第1種ME技術実力検定試験に合格 土井雄斗さん(国際医療看護福祉大学校・福島県郡山市) 校内では10年ぶり

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福島県郡山市の国際医療看護福祉大学校の土井雄斗さん(25)=臨床工学技士科2年=は第30回第1種ME技術実力検定試験に合格した。校内での合格者は約10年ぶり。
第1種ME技術実力検定は医療機器の保守・安全管理のための専門知識や技術を持ち、教育、指導ができる資質を測る。現場で機器の故障などが起きた際の対応の仕方など深い知識が問われ、平均合格率は約30%と、難易度の高い試験とされる。
土井さんは幼少期から看護師の母親が持つ人を助ける信念の強さに憧れていた。歯学部生のころに得た工学の知識で命を救おうと臨床工学技士を目指すようになった。1年次に第1種よりレベルが一つ下の第2種に合格し、さらに上を目指した。3年で受ける人が多いが、土井さんは就活期間と重なるのを避けようと、2年次での受験を決意。毎日の授業は検定を意識して受講し、先生に積極的に質問して力をつけた。
土井さんは「身につけた知識を生かし、医療現場をより円滑にして患者を助けたい」と将来を見つめた。