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福島県川俣町は、11日に町内で開幕する国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」が初開催から50年の節目になるのを記念し、来場者全員に記念品を贈呈する。今年は本場アルゼンチン料理を味わいながらフォルクローレ(ラテンアメリカ民族音楽)を楽しめる。町は昨年8千人だった来場者を1万人に増やす目標を掲げている。
記念品は缶バッジで、昨年12月のアルゼンチン・コスキン市との姉妹都市協定締結を記念して制作したロゴをあしらう。末永い友好の願いなどを込めた。バッジは来場目標と同じ1万個を用意し、今後も町に思いを寄せてもらうきっかけにする。藤原一二町長は「町合併70周年の節目の年に里山の美しい自然とフォルクローレが響く町の良さを知ってもらう機会にしたい」と来場を呼びかけている。
音楽祭は11日から13日まで。各地から144団体約800人が出演する。アルゼンチンの人気ミュージシャンをゲストに迎える特別コンサートは12日午後5時50分から、町中央公民館のホールステージで開く。ホールステージでは3日間にわたり奏者が登場する。ニュー新川では12日に、高橋家住宅、羽山の森美術館、春日神社には11、12の両日にステージを設ける。問い合わせは事務局へ。

