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福島県会津若松市の一般社団法人ASOBI―NETWORKは12日、市内の大町中央公園で「あおぞらてらこや」を開催する。公園に仮設の遊具やワークショップの会場などを設ける。野菜や雑貨などを販売するマルシェも同時開催し、子どもやその家族に休日のひとときを楽しんでもらう。
ネットワークは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、会津若松市に避難した大熊町の子どものケアに取り組む関東の大学生の復興支援活動が前身となっている。2019年に会津地方の学生に運営が移り、大熊町と会津若松市の子どもたちをつなぐ活動を展開した。
2022(令和4)年に任意団体を設立し、2023年に一般社団法人に移行した。現在は子どもや若者の豊かな心を育み、挑戦を後押しする活動に力を入れる。ネットワーク代表の佐藤直希さん(28)は「子どもや若者に、さまざまな体験を通して自分のやりたいことを見つけてほしい」と活動への思いを語る。
当日はランバイクやトランポリン、スラックラインが体験できる。公園内の路面にチョークで絵を描いたり、工作やたき火も楽しめる。大人向けに農産物やドライフラワーの販売、マッサージや耳つぼジュエリーのブースも設ける。
子ども向けのワークショップでは、材料費としてイベント内通貨「アソビー」を使う。会場受付で現金と引き換え、お金の使い方を学んでもらう。
時間は午前10時から午後3時まで。入場無料。問い合わせは同法人
メールinfo@asobi-network.com(会津版)

