会津大の2チーム出場 10日からワールドロボットサミット 福島県南相馬市で技術競う

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会津大の2チーム出場 10日からワールドロボットサミット 福島県南相馬市で技術競う

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福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールドをメイン会場に10日から開かれる国際競技会「ワールドロボットサミット2025」には会津大の「REL―UoA」と「UoA―Flight」の2チームが出場する。培った技術を詰め込んだ機体で好成績を狙う。
仮想空間で消火や経路確保などに対応するシミュレーション災害チャレンジに出場する「REL―UoA」は、プレ大会の経験を生かして改良を重ねた2機で臨む。クローラー型ロボットにはアームの動きを確認できるカメラを新たに備えた。ドローンには障害物を感知して自動で停止するプログラムや坂道を自立走行できる機能を加えた。コンピュータ理工学部4年チームリーダーの高本潤良さん(21)は「自分たちにできる準備は全てやった。優勝したい」と意気込む。
災害現場などで想定される過酷な環境での性能を評価する標準性能評価ドローンチャレンジに出場する「UoA―Flight」は、市販と自作の機体で画像認識と自動走行の項目に挑む。自作の機体は積み荷を約1キロ乗せられる耐重性に加え、奥行きを検知するカメラを備えた。機体の小型化も意識している。画像認識を担当するコンピュータ理工学部4年のバラ・アビナブさん(20)は「チームで最大限の点を取る」と誓った。(会津版)