日大東北本塁遠く 東北に零封負け 悔しさ胸に雪辱誓う 2025秋季東北地区高校野球大会(10月9日)

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日大東北本塁遠く 東北に零封負け 悔しさ胸に雪辱誓う 2025秋季東北地区高校野球大会(10月9日)

福島のニュース

▽2回戦
日大東北0-8東北
【評】日大東北は投打とも振るわず、東北に零封負けした。日大東北は一回、長打と暴投で2点を献上。三回は打者9人の猛攻に遭い4点を許した。六回から救援した深沢と八巻が粘投したが、打線が3安打と沈黙し及ばなかった。
7年ぶりの秋季東北大会に臨んだ日大東北は隣県の強豪・東北に大差で敗れた。七回2死から3番手で登板した八巻悠隼は「投打ともに相手のレベルが高かった。何もできなかった」と初戦敗退に肩を落とした。
試合は先発の主戦長谷川遼が三回までに6点を失う、苦しい展開となった。六回から好救援を見せた深沢応介の後を受けた。マウンドを降りる深沢に「お疲れさま。後はなんとかする」と言葉をかけ、得意の直球で三振を奪った。
県大会で背番号1を託されたものの、思うような投球ができずに東北大会では7番に変わった。後輩の長谷川にエースナンバーを譲った悔しさを胸に左翼で出場した。1年生2人の投球を見守りながら「自分もこのままでは終われない」と準備を尽くし、熱の入った投球で劣勢のチームを鼓舞した。
冬場に投打とも圧倒されない体をつくり、来春を迎えるつもりだ。「強豪相手でも次は必ず勝つ」と雪辱に向けて闘志を燃やした。
▼日大東北・大竹徹(主将としてチームをけん引)相手投手は球が速くて球威があり、打ち崩せなかった。冬は「体づくり」をテーマに、チーム全体で鍛錬を積む。