学法石川、日大山形に逆転負け 攻撃力発揮も守備乱れ響く 2025秋季東北地区高校野球大会(10月9日)

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学法石川、日大山形に逆転負け 攻撃力発揮も守備乱れ響く 2025秋季東北地区高校野球大会(10月9日)

福島のニュース

▽2回戦
学法石川4-9日大山形
【評】学法石川は守備の乱れが響き、日大山形に敗れた。学法石川は二回、失策などが絡んで4点を失い、逆転を許した。六回以降は四球などで走者をため、失点した。打線は一回、小宅と桜井の適時打で3点を先制したが、10残塁とつながりを欠いた。
学法石川は2年ぶりのセンバツ出場を目指したが、今夏の甲子園に出場した日大山形に敗れた。県大会での負傷を抱えながらも一回に適時打を放った桜井勇人は「ミスが続いて、悪い流れを断ち切れなかった」と唇をかんだ。
県大会5試合で58安打57得点を記録した攻撃力を序盤から発揮した。先制し、なおも1死二、三塁で打席に入ると、「直球に狙いを定めていた」と力強く振り抜き、2人の走者をかえした。一塁上で雄たけびを上げ、喜びを爆発させた。
県大会準決勝の聖光学院戦で左肩を脱臼。十分な練習を積めずに東北大会を迎えた。痛みが残る中、仲間への感謝を発奮材料に「ぶっつけ本番」で初戦に臨んだ。得点に絡み、「連れてきてもらった恩返しになった」と汗を拭った。
チームは安打数で相手を1本上回る一方、4失策と守備の乱れが目立った。記録に残らないミスもあり、勝ちを引き寄せられなかった。来春とその後の夏に向けて「課題を一つ一つ全員で乗り越え、力を付ける」と再出発を心に誓った。
▼学法石川・北川蒼(二回途中から救援し最後まで投げ抜く)試合展開を見ながら準備はしていた。通用した球もあったが、失点してしまい申し訳ない。