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東北大グリーン未来創造機構の「BOSAI人材育成プログラム」のワークショップは3日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開かれた。学生らが東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の歩みや、東北大が掲げる「FUKUSHIMAサイエンスパーク構想」に理解を深めた。
東北大の学生、浜通りの行政機関や団体などから約50人が出席した。東北大グリーン未来創造機構の湯上浩雄機構長、森隆史副町長があいさつした。
今村文彦副機構長が講演し、FUKUSHIMAサイエンスパーク構想を説明した。双葉町復興推進課の森山和久係長が町の復興の歩みや課題を紹介。東北大災害科学国際研究所の苅谷智大特任准教授が、研究活動の拠点にしているJR双葉駅東側の「FUTAHOME(ふたほめ)」の役割などを解説した。
ディスカッションも行い、防災や減災を学ぶBOSAI人材育成プログラムの充実に向けて意見を交わした。今後、意見交換の結果を参考にプログラムの内容を検討する。
同様のワークショップは4日、富岡町文化交流センター学びの森でも催された。

