聖光学院、盛岡中央に快勝　北島復活の３打点　先発起用に応える　２０２５秋季東北地区高校野球大会（１０月１０日）

▽２回戦
聖光学院９－１盛岡中央（７回コールド）
【評】聖光学院は投打がかみ合い、盛岡中央に快勝した。１点を追う聖光学院は四回２死一、二塁から、北島の中前打で同点とし、五回は猪俣の勝ち越し打を含む打者１０人の猛攻で６点を挙げた。先発松本は６回を１得点に抑え、反撃を許さなかった。
秋の東北大会２連覇を狙う聖光学院は、１０安打９得点の強力打線で盛岡中央を圧倒した。けがを乗り越え、同点打を含む２安打３打点の活躍をした北島大也は「チャンスの場面で打てて良かった」と胸をなで下ろした。
１点を追う四回、２死一、二塁で打席に立った。甘めに入った内角の変化球を見逃さず、芯で捉えた。同点に追い付く一打となり、塁上で雄たけびを上げた。３点リードで迎えた五回の第３打席でも快音を響かせた。２死二、三塁から右前に２点適時打を放ち、投手陣を援護した。
１カ月前の練習試合で左足の小指にひびが入るけがを負った。満足に歩けず、１週間ほど練習できなかったという。チームに貢献できない自分が歯がゆかった。仲間の力になりたいとリハビリに集中し、今試合は先発出場をつかみ取った。
次戦は前回大会で接戦を繰り広げた仙台育英。「個人の能力ではなく、チーム全体で勝利する」と復活を遂げた背番号５は前を見据えた。
▼聖光学院・松本叶我（先発し６回３安打１失点と好投）先制されたが、切れのあるカーブを中心に打ち取ることができた。制球を意識し、次戦も勝利に貢献する。