福島のニュース
福島県の郡山市こおりやま文学の森資料館の開館25周年記念特別企画「久米正雄と鎌倉文士の軌跡」は11日、同館で開幕した。郡山ゆかりの作家久米正雄が「鎌倉文士」の一人として鎌倉で過ごした後半生や親しく交流した作家、鎌倉文士の活動などを紹介している。11月30日まで。
久米は1925(大正14)年に鎌倉に移り住んだ。久米、里見弴、大佛次郎らの文士が中心となった草野球チーム「鎌倉老童軍」、久米の発案で開催された鎌倉カーニバル、1936(昭和11)年に結成された鎌倉ペンクラブ、「貸本屋鎌倉文庫」などの活動をはじめ、親しく交流した作家の作品や写真、久米の遺品など約100点を展示している。
文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」とのタイアップで、久米や芥川龍之介、川端康成ら文豪のパネル展を同時開催している。
開幕に先立ち、10日に関係者による内覧会が開かれた。斉藤紀明副市長、大木進市議会文教経済常任委員長、浜津佳秀市文化・学び振興公社代表理事、増子春夫館長がテープカットした。
観覧は午前10時から午後5時まで。月曜休館(祝日の場合は翌日)。料金は一般200円、高校生・大学生100円。問い合わせはこおりやま文学の森資料館へ。(郡山版)

