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福島県いわき市は、JRいわき駅の南北自由通路のガラス壁に市内の観光地を紹介するラッピングを施し11日、除幕式を行った。市内を訪れたサイクリストを歓迎し観光につなげてもらう狙い。関係者が「ふくしま浜通りサイクルルート(愛称・浜サイ)」の国のナショナルサイクルルート(NCR)指定に向け、さらなる機運醸成への取り組みを誓った。
スパリゾートハワイアンズのフラガールやアクアマリンふくしま、市石炭・化石館ほるるなどの写真を活用した。ラッピングは計6枚設置され、南北自由通路の約30メートルにわたって市内の観光地の魅力をPRしている。
同駅は、ふくしま浜通りサイクルルートの玄関口である「ゲートウェイ」に指定されている。市はサイクリストにとって快適な機能を充実させ、NCR指定に向けた機運醸成につなげようと、南北自由通路内に自転車の組み立てスペースも設置した。
除幕式には関係者約20人が出席した。安藤靖雄副市長が「サイクリストにとって便利ないわき市であるために環境の整備を進めてきた。ゲートウェイはサイクルツーリズムを展開する上で市のシンボルとなる」とあいさつ。ふくしま浜通りサイクルルート推進協議会長の藤城良教県観光交流局長らが祝辞を述べた。

